建設機械の電動化と自動化が、当初の予想を上回るスピードで進んでいます。コマツ・日立建機・キャタピラーといった主要メーカーが電動建機・自律建機の量産を本格化させる中、部品サプライヤーである鋳物メーカーの位置取りも大きく変わりつつあります。
主要メーカーの電動化ロードマップ
コマツは2030年までにマイクロショベル全車種の電動化を計画。日立建機・Caterpillarも中大型機を含むラインナップ電動化に踏み込んでいます。一方、欧州では建設現場の排ガス規制が一段と厳しくなり、電動建機の市場形成が加速しています。
部品サプライヤーへの影響
電動化はエンジン関連部品の需要を構造的に縮小させる一方で、モーター・バッテリーまわりの新しい鋳物部品需要を生んでいます。車体軽量化のための薄肉化・高張力材料への対応も避けて通れない潮流です。さらに、自動運転・遠隔操作建機では、振動・耐久性に関する部品仕様が従来とは異なる要求に変わっていきます。
当社の対応戦略
- 高張力材料・薄肉軽量設計への技術投資
- 顧客との上流共同開発体制の強化(早期VE/VA提案)
- 新規顧客(モーター・蓄電池まわりの新興メーカー)開拓
- 従来部品の品質維持と次世代部品への移行を並走管理
業界として何が問われるか
電動化・自動化は、鋳物メーカーに「素材と設計の両面で進化する」ことを求めています。アキオカは長年培った鋳造技術をベースに、変化する建機の要求に応える部品供給を続けていきます。